坂口安吾の破壊的な名言・格言134個紹介

坂口安吾はどんな人物?

人物名 坂口安吾
英語名
生年月日 1906年10月20日
没年月日 1955年2月17日
享年 48歳
国籍 日本
職業 小説家、評論家
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坂口安吾は、日本の小説家、評論家、随筆家として知られる文学界の重要な存在です。
彼は昭和時代の文学界で活躍し、純文学から歴史小説、推理小説、随筆まで多岐にわたるジャンルで幅広い作品を生み出しました。

新潟県新潟市で生まれ、東洋大学印度哲学倫理学科を卒業。
フランス語を習得するためにアテネ・フランセで学び、その後、文学の道に進むことを決意しました。

戦前にファルス的ナンセンス作品『風博士』で注目を浴びましたが、一時は低迷期を経験しました。

しかし、終戦直後に発表した作品『堕落論』や『白痴』によって再び脚光を浴び、時代の寵児となりました。
彼は太宰治や織田作之助、石川淳などとともに無頼派や新戯作派と呼ばれる文学運動の一翼を担いました。

坂口は単に純文学にとどまらず、歴史小説や推理小説、随筆、さらには囲碁や将棋の観戦記など、多様な活動を展開しました。

彼の作品の題材は文芸や時代風俗から古代史まで広範であり、その創造力と柔軟な表現力は称賛されました。また、彼は黒田如水を主人公とした歴史小説『二流の人』や推理小説『不連続殺人事件』などでも注目を浴びました。

坂口安吾の作風は独特であり、彼の作品には狂気じみた要素や破壊的な性格が反映されています。
彼の作品は奇妙な魅力を持ち、読者を魅了しました。

一方で彼の作品は未完や未発表のものも多く、小説家としては「器用な」作家とは言い難い面もありますが、その作風にはがらんどうとした風格と風が吹き抜けるような独自性があります。

坂口安吾は文学界だけでなく、日本の文化や社会に深い影響を与えました。
彼の作品は時代の空気や人間の心理を独自の視点から描き出し、多くの読者に強烈な印象を与えました。彼の文学活動は一時期低迷した時期もありましたが、その後の復活と創造力の光彩は、彼の才能と芸術性を証明しています。

坂口安吾は日本の文学史において独特な存在であり、その作品は現代でも読み継がれています。

坂口安吾は日本文学史上、独自の存在感を持つ作家であり、その作品は今なお読み手を魅了し続けています。彼の創造力と独特な作風は、多くの人々に感銘を与え、彼の名前は日本文学の偉大なる一角として語り継がれています。

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坂口安吾の名言一覧

1.

あらゆる自由が許された時に、人ははじめて自らの限定とその不自由さに気づくであろう

– 坂口安吾 -7662

2.

時間というものを、無限と見ては、いけないのである。そんな大げさな、子供の夢みたいなことを、本気に考えてはいけない。時間というものは、生まれてから、死ぬまでの間です

– 坂口安吾 -7611

3.

それが生きている時は俗悪な実用品にすぎないものが、古典となる時に、芸術の名で生き残る

– 坂口安吾 -7653

4.

寺があって、後に、坊主があるのではなく、坊主があって、寺があるのだ。寺が無くとも、良寛は存在する。若し、我々に仏教が必要ならば、それは坊主が必要なので、寺が必要なのではないのである。京都や奈良の古い寺がみんな焼けても、日本の伝統じゃ微動もしない

– 坂口安吾 -7612

5.

終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない

– 坂口安吾 -7604

6.

芸術は「通俗」であってはならぬが、しかほど「俗悪」であっても良い。人間自体が俗悪なものだから

– 坂口安吾 -7637

7.

めいめいが各自の独自な、そして誠実な生活を求めることが人生の目的でなくて、他の何物が人生の目的だろうか。私はただ、私自身として生きたいだけだ

– 坂口安吾 -7646

8.

私は、ねむるようにして、いつでも死ねる。ねむることと、死ぬこととが、もう実際にケジメが見えなくなってしまった

– 坂口安吾 -7618

9.

男女の関係に平和はない。人間関係には平和は少ない。平和をもとめるなら孤独をもとめるに限る

– 坂口安吾 -7565

10.

生きながら、反時代的な粋や通に愛され、名人の名をうけるものは、生きている幽霊にすぎないのである

– 坂口安吾 -7581

11.

子供を信頼せず、あんまり疑ると、そんなに疑るなら本当にやってしまえ、という気持が次第にたかまり、口実あらば実行せん構え十分になるのが普通である

– 坂口安吾 -7619

12.

人間の、また人生の正しい姿とは何ぞや。欲するところを素直に欲し、いやな物はいやだと言う、要はそれだけのことだ。好きなものを好きだという、好きな女を好きだと言う

– 坂口安吾 -7593

13.

最後のギリギリのところで、孤独感と好色が、ただ二つだけ残されて、めざましく併存するということは、人間の孤独感というものが、人間を嫌うことからこずに、人間を愛することから由来していることを語ってくれているように思う

– 坂口安吾 -7624

14.

遊ぶことの好きな女は、魅力があるにきまってる。多情淫奔ではいささか迷惑するけど、迷惑、不安、懊悩(おうのう)、大いに苦しめられても、それでも良妻よりはいい

– 坂口安吾 -7540

15.

歴史というお手本などは生きるためにはオソマツなお手本にすぎないもので、自分の心にきいてみるのが何よりのお手本なのである

– 坂口安吾 -7538