16.
自分を傷つけたり、刺したりするような本だけを読むべきだと思う。
– フランツ・カフカ -4731
17.
あるのは目標だけだ。道はない。われわれが道と呼んでいるのは、ためらいに他ならない。
– フランツ・カフカ -4744
18.
あなたと世の中との戦いなら、世の中のほうに賭けなさい。
– フランツ・カフカ -4746
19.
真実のない生というものはありえない。真実とは多分、生そのものであろう。
– フランツ・カフカ -4724
20.
多くの書物には、自分自身の城内の未知の広間を開く、鍵のような働きがある。
– フランツ・カフカ -4710
21.
ある地点からは、もはや立ち帰ることはできない。その地点まで到達しなければならぬ。
– フランツ・カフカ -4743
22.
信頼が失われたならば、何を語っても意味がない。
– フランツ・カフカ -4727
23.
鳥籠が鳥を探しに出かけていった。
– フランツ・カフカ -4706
24.
死ぬものは皆、生きている間に目的を持ち、だからこそあくせくして命をすり減らす。信頼が失われたならば、何を語っても意味がない。人間のあらゆる過ちは、すべて焦りから来ている。周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄をもっともらしく仕立ててみせる。
– フランツ・カフカ -4732
25.
誰もが真実を見ることはできない。しかし真実であることはできる。
– フランツ・カフカ -4709
26.
書物は我々のうちなる凍った海のための斧なのだ。
– フランツ・カフカ -4728
27.
愚かさによってのみ、彼らは自分に自信を与えることができるのだ。
– フランツ・カフカ -4736
28.
人間のあらゆる過ちは、すべて焦りから来ている。周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄をもっともらしく仕立ててみせる。
– フランツ・カフカ -4719
29.
なぜ、人間は血のつまったただの袋ではないのだろうか。
– フランツ・カフカ -4741
30.
天空は動いても、次なる未来を教えはしない。結婚はしてもしなくても後悔するものである。歴史はたいてい役所仕事によって創作されるのです。なぜ、人間は血のつまったただの袋ではないのだろうか。人間を吟味せよ。疑う者には疑わせ、信じる者には信じさせよ。
– フランツ・カフカ -4705