フリードリヒ・ニーチェの109の名言・格言集から学ぶ勇気と洞察

46.

愛されたいという要求は、自惚れの最たるものである。

– フリードリヒ・ニーチェ -4012

47.

われわれに関する他人の悪評は、しばしば本当は我々に当てられているのではなく、まったく別の理由から出る腹立ちや不機嫌の表明なのである。

– フリードリヒ・ニーチェ -4016

48.

結婚とは、幻想を父とし、必要性を母として生まれるものである。

– フリードリヒ・ニーチェ -3996

49.

愛せなければ通過せよ。

– フリードリヒ・ニーチェ -4011

50.

半可通は全知よりも圧倒的勝利を博する。それは物事を実際よりも単純に理解し、そのために彼の意見の方が分かりやすい説得力のあるものとなる。

– フリードリヒ・ニーチェ -3944

51.

本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力をまったく喪失する。本をめくらないときには考えない。

– フリードリヒ・ニーチェ -3936

52.

大きな苦痛こそ精神の最後の解放者である。この苦痛のみが、われわれを最後の深みに至らせる。

– フリードリヒ・ニーチェ -3956

53.

どちらも相手を通して、自分個人の目標を何か達成しようとするような夫婦関係はうまくいく。例えば妻が夫によって有名になろうとし、夫が妻を通して愛されようとするような場合である。

– フリードリヒ・ニーチェ -4021

54.

人間は恋をしている時には、他のいかなる時よりも、じっとよく耐える。つまり、すべてのことを甘受するのである。

– フリードリヒ・ニーチェ -3969

55.

愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。

– フリードリヒ・ニーチェ -4013

56.

過小評価するより過大評価する方が、判断力の欠如を完璧に暴露してしまう。

– フリードリヒ・ニーチェ -4002

57.

いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす、? これが人々の好むところである。

– フリードリヒ・ニーチェ -4030

58.

人々はあなたの美徳によってあなたを罰し、あなたの過ちによってあなたを許す。

– フリードリヒ・ニーチェ -3968

59.

真実の追求は、誰かが以前に信じていた全ての”真実”の疑いから始まる。

– フリードリヒ・ニーチェ -3976

60.

あなたにとってもっとも人間的なこと。それは、誰にも恥ずかしい思いをさせないことである。

– フリードリヒ・ニーチェ -4033

61.

われわれが広々とした自然にこれほどいたがるのは、自然がわれわれに関してなんら意見をもっていないからである。

– フリードリヒ・ニーチェ -4017

62.

事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。

– フリードリヒ・ニーチェ -3988

63.

この世に存在する上で、最大の充実感と喜びを得る秘訣は、危険に生きることである。

– フリードリヒ・ニーチェ -4024

64.

考え過ぎたことはすべて問題になる。

– フリードリヒ・ニーチェ -3993

65.

われわれは、批評せずには生きていられないが、自分の批評を批評せずとも生きていられる。

– フリードリヒ・ニーチェ -4015

66.

人は常に前へだけは進めない。引き潮あり、差し潮がある。

– フリードリヒ・ニーチェ -3971

67.

男の幸せは「われ欲す」、女の幸せは「彼欲す」ということである。

– フリードリヒ・ニーチェ -3952

68.

地球は皮膚を持っている。そしてその皮膚は様々な病気を持っている。その病気のひとつが人間である。

– フリードリヒ・ニーチェ -3951

69.

男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。男が女を愛するのは、それがもっとも危険な遊びであるからだ。

– フリードリヒ・ニーチェ -3954

70.

孤独な人間がよく笑う理由を、たぶん私はもっともよく知っている。孤独な人はあまりに深く苦しんだために笑いを発明しなくてはならなかったのだ。

– フリードリヒ・ニーチェ -3994

71.

真の男のなかにはひとりの子供が隠れている。この子供が遊びたがるのだ。

– フリードリヒ・ニーチェ -3979

72.

到達した自由のしるしは何か?もはや自己自身に対して恥じないこと。

– フリードリヒ・ニーチェ -3947

73.

不当に非難することより不当に称賛してしまうことの方が、良心の呵責を呼び起こす。

– フリードリヒ・ニーチェ -3942

74.

怪物と闘う者は、自らも怪物にならぬよう、気をつけるべきだろう。深淵をのぞきこむ者は、深淵からものぞきこまれているのだ。

– フリードリヒ・ニーチェ -4001

75.

たくさんのことを生半可に知っているよりは、何も知らないほうがよい。

– フリードリヒ・ニーチェ -4022