76.
完全な自由というものは、生きていても生きていなくてもまったく同じになったとき、はじめて得られるものなんです。
– ドストエフスキー -3744
77.
希望を持たずに生きることは、死ぬことに等しい。
– ドストエフスキー -3742
78.
夫が妻にとって大事なのは、ただ夫が留守の時だけである。
– ドストエフスキー -3688
79.
楽園は我々一人ひとりの内にあるのです。それは今私の内にもあるのです。
– ドストエフスキー -3746
80.
人間には、幸福のほかに、それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である。
– ドストエフスキー -3706
81.
本当の真実というものはいつでも真実らしくないものだ。真実をより真実らしく見せるためには、どうしてもそれに嘘を混ぜる必要がある。だから人間はつねにそうしてきたものだ。
– ドストエフスキー -3684
82.
青春は、それが青春という理由だけで、もう清らかなのです。
– ドストエフスキー -3696
83.
絶望のなかにも焼けつくように強烈な快感があるものだ。ことに自分の進退きわまったみじめな境遇を痛切に意識するときなどはなおさらである。
– ドストエフスキー -3695
84.
人間は従順な動物である。どんなことにも馴れてしまう存在である。
– ドストエフスキー -3702
85.
私は何か善を行おうと思いながら、そこに喜びを感ずることができる。また同時に、悪を行いたいとも思い、そこにも喜びを覚えることもできる。
– ドストエフスキー -3726
86.
利口な女と嫉妬深い女とは、おのおの異なった、まったく別個なものである。したがって、どんなに利口な女でも、同時に嫉妬深い女になることができる。
– ドストエフスキー -3679
87.
自分も生き、他人をも生かすようにする。
– ドストエフスキー -3724
88.
思想は感情のなかから生まれる。そしてその思想が人のうちに根をおろすと、今度は新しい感情を形成する。
– ドストエフスキー -3728