萩原朔太郎の名言: 27の格言で感じる詩の世界とその深い響き

萩原朔太郎はどんな人物?

人物名 萩原朔太郎
英語名
生年月日 1886年11月1日
没年月日 1942年5月11日
享年 55歳
国籍 日本
職業 詩人、評論家
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萩原朔太郎は、日本の近代詩の中心人物として知られる詩人です。
1886年に東京で生まれ、1952年に死去するまでの間、彼は多くの詩を残しました。

彼の詩は、独特の言葉の選び方やリズム、そして深い感受性が特徴。

特に、彼の代表作である「月に吠える」は、多くの人々に愛されています。
この詩は、月への憧れや孤独感を独特の言葉で表現しており、読む者の心を強く打つものとなっています。

萩原朔太郎は、自らの詩のスタイルを「独吠詩」と名付けました。
これは、彼自身の孤独や独自の世界観を表現するためのもので、彼の詩の中で繰り返し見られるテーマとなっています。

彼の詩の中には、自然や風景、そして人々の日常の中の小さな出来事を詠んだものも多くあります。

これらの詩は、彼の独特の感性や視点を通じて、読む者に新しい発見や感動をもたらすものとなっています。

また、彼は詩人としてだけでなく、詩の普及活動にも力を入れていました。
彼は、多くの詩の雑誌を創刊し、また、詩の朗読会などを開催して、詩の魅力を多くの人々に伝える活動を行っていました。

彼の死後も、彼の詩は多くの人々に愛され続けており、日本の近代詩の中で重要な位置を占めています。

彼の詩は、その独特の言葉の選び方やリズム、そして深い感受性によって、読む者の心を強く打つものとなっています。

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萩原朔太郎の名言一覧

1.

結婚の利益は、女性の本質を知ることであり、結婚の損失は、女性への幻滅を知ることである。

– 萩原朔太郎 -8789

2.

人は新しく生きるために、たえず告別せねばならない。すべての古き親しき知己から、環境から、思想から、習慣から。

– 萩原朔太郎 -8780

3.

詩は悦ばしいものであるけれど、詩を求める人生は幸福ではない。

– 萩原朔太郎 -8784

4.

最も親しき友人といふものは、常に兄弟のやうに退屈である。

– 萩原朔太郎 -8787

5.

私が根かぎり精かぎり叫ぶ声を、多くの人は空耳にしかきいてくれない。

– 萩原朔太郎 -8786

6.

愛は、その愛するものを独占しようと願つてゐる。しかしながら、愛はそれに成功してしまつた後では、競争もなく、嫉妬もなく、退屈で褪め易いものにかはつてくる。

– 萩原朔太郎 -8793

7.

羞恥心は塩のようなものである。それは微妙な問題に味を付け、情緒をひとしお深くする。

– 萩原朔太郎 -8771

8.

すべての場合を通じて、恋愛は忍耐である。

– 萩原朔太郎 -8795

9.

幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、それの反対を記憶している人々である。

– 萩原朔太郎 -8788

10.

教育は猿を人間にしない。ただ見かけの上で、人間によく似た様子をあたへる。猿が教育されればされるほど、益々滑稽なものに見えてくる。

– 萩原朔太郎 -8790

11.

女に於ける嫉妬は愛の高雅な情操によるのでなく、実には猛獣の激情に類するところの、野蛮の本能によるのである。「虚妄の正義-結婚と女性」

– 萩原朔太郎 -8781

12.

僕は初めて芸術というもののほんとの意味を知ったような気がしました。それは一般に世間の人が考えて居るようなものではなく、それよりもずっと恐るべきものです。生存欲の本能から「助けてくれ」と絶叫する被殺害者の声のようなものです。その悲鳴が第三者に聞かれた時、その人間の生命が救われるのです。そして芸術の価値はその絶叫、真実の度合いの強弱によって定まるものと考えます。

– 萩原朔太郎 -8774

13.

社交の秘訣は真実を語らないということではない。真実を語ることによってさえも、相手を怒らせないようにすることの技術である。

– 萩原朔太郎 -8782

14.

すべての家庭人は、人生の半ばをあきらめて居る。

– 萩原朔太郎 -8796

15.

民衆の正義とは、富豪や、資産家や、貴族や、その他の幸福なものに対して、利己的な嫉妬を感ずることである。

– 萩原朔太郎 -8773

16.

都会の生活は非人情であり、そしてそれ故に、遥かに奥床しい高貴の道徳に適つてゐる。

– 萩原朔太郎 -8776

17.

どんな真面目な仕事も、遊戯に熱してゐる時ほどには、人を真面目にし得ない。

– 萩原朔太郎 -8794

18.

音楽の演奏者や、劇の俳優たちは技術家である。彼らは芸術家ではない。なぜといって彼らは真の「創作」を持っていないじゃないか。

– 萩原朔太郎 -8791

19.

自由とは、自分が<自由である>と信ずるところの、一つの幻覚にすぎないのである。

– 萩原朔太郎 -8783

20.

非常な善人と、非常な悪人とは、感じがほとんど同じです。

– 萩原朔太郎 -8775

21.

男と女とが互いに相手を箒とし、味噌漉しとし、乳母車とし、貯金箱とし、ミシン機械とし、日曜の勝手道具と考える時、もはや必要から別れがたく、夫婦の実の愛情が生ずるのである。

– 萩原朔太郎 -8777

22.

人生ではアマチュアであることが、また1つの職業である。

– 萩原朔太郎 -8779

23.

懺悔者の背後には美麗な極光がある。

– 萩原朔太郎 -8772

24.

私の頭の上を踏みつけて此(こ)の国の賢明な人たちが斯う(こう)言って居る。「詩人の寝言だ」

– 萩原朔太郎 -8785

25.

崇高な不徳は讃美される。だが卑陋なけち臭い者共は、どんな事情に於ても許され得ない。

– 萩原朔太郎 -8778

26.

愛を求める心は、悲しい長い疲れの後にきたる。それはなつかしい、大きな海のような感情である。

– 萩原朔太郎 -8792

27.

「真面目になる」ということは、しばしば「憂鬱になる」ということの外の、何のいい意味でもありはしない。

– 萩原朔太郎 -8797