46.
君がどんなに遠い夢を見ても、君自身が可能性を信じる限り、それは手の届くところにある。
– ヘルマン・ヘッセ -4965
47.
心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ。
– ヘルマン・ヘッセ -4939
48.
世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。
– ヘルマン・ヘッセ -4926
49.
おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくは、すべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ
– ヘルマン・ヘッセ -5001
50.
愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。
– ヘルマン・ヘッセ -4978
51.
自分は結局自分の道をすべて孤独で歩いてきたのだ。散歩ばかりでなく人生の歩みをすべて孤独に歩いてきたのだ。
– ヘルマン・ヘッセ -4945
52.
狂人に対処する最良の方法は、良識のあるふりをすることだ。
– ヘルマン・ヘッセ -4967
53.
戦争ならアリでもする。国家ならミツバチでも持っている。財産ならネズミでも集める。君の魂が求めるのは、別の道だ。そして、君の魂が損なわれるとき、君が魂を犠牲にして成功を得るとき、君にはいかなる幸福も花咲かない。というのは「幸福」を感じることができるのは、胃袋でもなく、頭脳でもなく、財布でもなく、魂だけであるからだ
– ヘルマン・ヘッセ -4921
54.
孤独とは自立だ。
– ヘルマン・ヘッセ -4961
55.
あなたの愛しい指を手にとって持て遊びながら、私の指の中にたたもうとする
– ヘルマン・ヘッセ -5005
56.
永遠とはほんの一瞬であるが、ジョークには十分な長さだ。
– ヘルマン・ヘッセ -4973
57.
詩は音楽にならなかった言葉であり、音楽は言葉にならなかった詩である。
– ヘルマン・ヘッセ -4949
58.
たくさんの女の人を私は知った。たくさんの人を苦しみながら愛した
– ヘルマン・ヘッセ -4991
59.
もしあなたが人を憎むなら、あなたは、あなた自身の一部でもある彼の中の何かを憎んでいるのだ。我々自身の一部でないようなものは、我々の心をかき乱さない。
– ヘルマン・ヘッセ -4984
60.
はかなさがなければ美しいものはない。美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。
– ヘルマン・ヘッセ -4987
61.
真理は、その正反対も同じく真理である。言いかえれば、常に真理は、それが一面的である場合にのみ口に言われ言葉の衣装に包まれることが出来る
– ヘルマン・ヘッセ -4936
62.
書物そのものは、君に幸福をもたらすわけではない。ただ書物は、君が君自身の中へ帰るのを助けてくれる。
– ヘルマン・ヘッセ -4942
63.
不安に打ち勝った者は、もはやこの世に生きるのではなく、神の中に、永遠の中に生きているのだ
– ヘルマン・ヘッセ -4910
64.
私たちがあらゆる行動を超越して光に満たされたものとして平和のうちに歩くまで
– ヘルマン・ヘッセ -4952
65.
先生やパパやどこやらの神様に気に入られるだろうかなどいうことは、問題にしないことだ。そういうことを気にしたら、我が身の破滅を招くだけのことである
– ヘルマン・ヘッセ -4922
66.
君の中には、君に必要なすべてがある。「太陽」もある。「星」もある。「月」もある。君の求める光は、君自身の内にあるのだ。
– ヘルマン・ヘッセ -4964
67.
真剣に考えるべきことを学んだら、残りは笑い飛ばせばいい。
– ヘルマン・ヘッセ -4938
68.
救いの道は右にも左にも通じていない。それは自分自身の心に通じる道である。そこにのみ神があり、そこにのみ平和がある
– ヘルマン・ヘッセ -4969
69.
僕は、僕の内部から一人でに出てこようとするものだけを、生きてみようとしたに過ぎない。それがなぜ、あれほど難しかったのだろうか
– ヘルマン・ヘッセ -4907
70.
愛されることは幸福ではなく、愛することこそ幸福だ。
– ヘルマン・ヘッセ -4980
71.
幸福を追い求めている限り、君はいつまで経っても幸福にはなれない。たとえ最愛のものを手に入れたとしても。
– ヘルマン・ヘッセ -4958
72.
理解されないなんて、いつまで繰り返していても同じことですよ。だれそれが自分をあまりよく理解してくれないだの、あまり正当に評価してくれないだの、いつもそんな事ばかり考えていてはいけません!あなたの方からまず相手の人たちを理解し、喜ばせ、正当に評価するように試みなくてはなりません!――いいですか、自分にこう言って聞かせるんです。どっちみち人生は自分には楽しくないんだ、だとすれば、どうしてこのやりかたでやってみてはいけないのか、ってね。あなたは自分の人生に対する愛着をなくしてしまった。それなら自分の人生なんか後生大事にしておかないで、すすんで重荷を背負いこみ、ちっぽけな安楽などあきらめておしまいなさい
– ヘルマン・ヘッセ -4902
73.
人生とは孤独であることだ。誰も他の人を知らない。みんなひとりぼっちだ。自分ひとりで歩かねばならない。
– ヘルマン・ヘッセ -4931
74.
日の輝きと暴風雨とは、同じ空の違った表情にすぎない。運命は甘いものにせよ、苦いものにせよ、好ましい糧として役立てよう。
– ヘルマン・ヘッセ -4913
75.
大部分の人たちが行く道は楽だが、僕たちの道は苦しい。――でも、行こうじゃないか
– ヘルマン・ヘッセ -4919