16.
私の誕生の日から、死がその歩みを始めている。急ぐこともなく、死は私に向かって歩いている。
– ジャン・コクトー -2257
17.
芸術は醜いものを生み出すが、しばしばそれは時とともに美しくなる。一方、流行は美しいものを生み出すが、それは常に時とともに醜くなる。
– ジャン・コクトー -2262
18.
先に見出し、後に捜し求めよ。
– ジャン・コクトー -2241
19.
詩人は賞賛など求めてはいない。信じてもらいたいだけだ。
– ジャン・コクトー -2252
20.
本物の涙は、悲しい一ページからではなく、見事に置かれた言葉の奇跡から引き出される。
– ジャン・コクトー -2232
21.
芸術は、意識と無意識の融合である。
– ジャン・コクトー -2263
22.
運命は人がその糸をもつれさせるのを好まない。
– ジャン・コクトー -2268
23.
神童などという言葉は、家族のつくったものだ。
– ジャン・コクトー -2247
24.
批評家は常に比較する。比較できないもの、つまり「類まれなもの」はそこからすり抜ける。
– ジャン・コクトー -2237
25.
侮辱に悪影響を受けるのは、侮辱に感染しているのだ。
– ジャン・コクトー -2234
26.
スタイルとは、複雑なことを表現するための簡単な方法だ。
– ジャン・コクトー -2277
27.
(死んだら地獄と極楽のとちらに行きたいか?)どっちでもいいさ。そのどちらにも会いたい友人がいるのでね。
– ジャン・コクトー -2280
28.
大胆のコツは、度が過ぎない程度にどこまで遠くへ行けるかを知ることである。
– ジャン・コクトー -2240
29.
パリでは誰もが役者になりたがり、見物人に満足するものはいない。
– ジャン・コクトー -2275
30.
人は生涯、同一水準の作品しか書けない。
– ジャン・コクトー -2246