46.
人間は、なんと知ることの早く、おこなうことの遅い生き物だろう!
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1623
47.
すべてを自分自身のおかげだと思うとしたら、それ以上進歩はできない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1709
48.
我々は高みに憧れるが、歩き出すことには無関心だ。山々を望みながら、平らな道を歩きたがる。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1684
49.
いつかは目標に通じる歩みを一歩一歩と運んでいくのでは足りない。その一歩一歩が目標なのだし、一歩そのものが価値あるものでなければならないよ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1713
50.
みずから勇敢に戦った者にして初めて英雄を心からほめたたえるだろう。暑さ寒さに苦しんだ者でなければ、人間の値打ちなんかわかりようがない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1698
51.
自由でないのに自由であると考えている人間ほど、奴隷になっている。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1649
52.
空気と光と友人の愛。これだけ残っていれば、気を落とすことはない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1678
53.
なぜ、このように悪口が絶えないのか。人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1701
54.
新聞を読まなくなってから、私は心がのびのびし、実に気持ちが良いです。人々は他人のすることばかり気にかけて、自分の手近の義務を忘れがちです。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1639
55.
われわれは結局何を目ざすべきか。世の中を知り、それを軽蔑しないことだ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1697
56.
年をとるということが既に、新しい仕事につくことなのだ。すべての事情は変わって行く。我々は活動することを全然やめるか、進んで自覚をもって、新しい役割を引き受けるか、どちらかを選ぶほかない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1593
57.
自分が経験したことは理解していると思いこんでいる人がたくさんいる。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1661
58.
若くして求めれば老いて豊かである。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1647
59.
幼児を抱いた母親ほど見る目に清らかなものはなく、多くの子に取り囲まれた母親ほど敬愛を感じさせるものはない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1576
60.
本当の自由な心とは「認める」ということである
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1581
61.
戦の前に敵を見くびるのは愚かなことであり、勝利のあとで敵に追い討ちをかけるのは卑怯なことである。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1605
62.
大衆は有能な人を欠かすことができない。しかも有能な人は大衆にとって常に重荷である。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1601
63.
初恋が唯一の恋愛だ、といわれるのは至言である。というのは、第二の恋愛では、また第二の恋愛によって、恋愛の最高の意味が失われるからである。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1644
64.
若いうちの誤りは、きわめて結構だ。ただ、それを年をとるまで引きずってはならない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1648
65.
あらゆる階級を通じて、目立って気高い人は誰か。どんな長所を持っていても、常に心の平衡を失わない人だ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1715
66.
前進をしない人は、後退をしているのだ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1604
67.
自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1650
68.
うまく使えば、時間はいつも十分にある。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1712
69.
女は決して自分の自然な姿を見せない。なぜならば女は、自然から生みつけられたままでもきっと人から好かれるものだ、といういうふうに考えることのできる男ほどのうぬぼれがないからである。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1643
70.
他人を自分に同調させようなどと望むのは、そもそも馬鹿げた話だよ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1602
71.
名誉を失っても、もともとなかったと思えば生きていける。財産を失ってもまたつくればよい。しかし勇気を失ったら、生きている値打ちがない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1579
72.
不正なことが不正な方法で除かれるよりは、不正が行われているほうがまだいい。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1587
73.
人間の最大の罪は不機嫌である。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1624
74.
一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1694
75.
本当に不幸なのは、できることを未完のまま放り出し、理解もしていないことをやり始めてしまう人々だ。彼らがやがて嘆くのも無理はない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1582