106.
その目的を見失わないように
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1707
107.
一貫したものは環境においてでなく、自分みずからのうちに求めよ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1693
108.
何をなすべきか、いかになすべきか、のみを考えていたら、何もしないうちにどれだけ多くの歳月がたってしまうことだろう。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1687
109.
臆病な考えや、不安なためらいや、女々しい足ぶみや、あわれな訴えは、少しも悲惨を救うことができぬ。決して君を自由にせぬ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1690
110.
何も出来ない日や時には、後になって楽しめないようなものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1688
111.
人間を堕落に導くもっとも大きな悪魔は、自分自身を嫌う心である。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1616
112.
性に合わない人たちとつきあってこそ、うまくやって行くために自制しなければならないし、それを通して、われわれの心の中にあるいろいろ違った側面が刺激されて、発展し完成するのであって、やがて、誰とぶつかってもびくともしないようになるわけだ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1611
113.
小さい夢は見るな。それには人の心を動かす力がないからだ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1641
114.
光が多いところでは、影も強くなる。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1675
115.
あなたにできること、あるいはできると夢見ていることがあれば、今すぐ始めなさい。向こう見ずは天才であり、力であり、魔法です。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1717
116.
あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値あるものになったことだろう。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1716
117.
天には星がなければならない。大地には花がなければならない。そして、人間には愛がなければならない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1596
118.
種をまくことは、取り入れほど困難ではない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1646
119.
ひそかに清く自己を保存せよ。自分の周りは荒れるにまかせよ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1699
120.
とにかく、とりかかれば心が燃え上がるし、続けていれば仕事は完成する。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1703
121.
自分の一生の終わりを初めと結びつけることのできる人は最も幸福である。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1660
122.
自分自身の道を迷って歩いている子供や青年のほうが、他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1651
123.
人をほめれば、その人と対等になれる。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1626
124.
気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1682
125.
人は少ししか知らぬ場合にのみ、知っているなどと言えるのです。多くを知るにつれ、次第に疑いが生じて来るものです。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1627
126.
愛する人の欠点を愛することのできない者は、真に愛しているとは言えない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1695
127.
癖というものは抜けないものだ。おまえの特性の方を伸ばせばいいのだ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1585
128.
人は各種各様の旅をして、結局、自分が持っていたものだけを持って帰る。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1629
129.
自分の心を支配できぬ者に限って、とかく隣人の意志を支配したがるものだ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1659
130.
不可能と思えることであっても、まるで可能であるかのように扱うことだ。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1588
131.
「やる気になった」というだけでは、道半ば。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1718
132.
憎しみは積極的な不満で、嫉妬は消極的な不満である。したがって、嫉妬がすぐに憎しみに変わっても不思議はない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1603
133.
長いこと考え込んでいる者が、いつも最善のものを選ぶわけではない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1597
134.
同じ経験を繰り返して話をする人に言えることだが、彼らは経験すべきことの半分も自分が経験していないことを、いつまでもわかっていない。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1594
135.
自分の方からできるだけ環境を支配するが、環境からはできるだけ支配されない。人間の最大の価値はおそらくそこにある。
– ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ -1658