106.
いくら熱心でもムダなことやったらいけませんで。それがムダかどうかは、あなた自身で考えなさい。これはムダなことかどうか、一つひとつ検討しなさい。必ずムダなことをやっているに違いない。
– 松下幸之助 -8159
107.
力強さは使命感を持つところから生まれる。
– 松下幸之助 -8048
108.
鳴かぬならそれもまたよしホトトギス
– 松下幸之助 -8049
109.
人間は本来働きたいもの。働くことをじゃましないことが、一番うまい人の使い方である。
– 松下幸之助 -8082
110.
志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。
– 松下幸之助 -8124
111.
悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。あせらずあわてず、静かに時の来るを待つ。時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい。静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。たくわえられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう。
– 松下幸之助 -8146
112.
誠意や真心から出たことばや行動は、それ自体が尊く、相手の心を打つものです。
– 松下幸之助 -8075
113.
失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。
– 松下幸之助 -8102
114.
自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。広いときもある。狭いときもある。のぼりもあれば、くだりもある。坦々としたときもあれば、かきわけかきわけ汗するときもある。この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまるときもあろう。なぐさめを求めたくなるときもあろう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、とにかくこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。他人の道に心を奪われ、思案にくれて立ちすくんでいても、道は少しもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。
– 松下幸之助 -8111
115.
とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい。
– 松下幸之助 -8154
116.
他人はすべて自分よりもアカンと思うよりも、他人は自分よりエライのだ、自分にないものをもっているのだ、と思うほうが結局はトクである。
– 松下幸之助 -8070
117.
何としても二階に上がりたい、どうしても二階に上がろう。この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からは、ハシゴは生まれない。
– 松下幸之助 -8144
118.
人がこの世に生きていく限り、やはり何かの理想を持ちたい。希望を持ちたい。それも出来るだけ大きく、出来るだけ高く。
– 松下幸之助 -8093
119.
人の心は日に日に変わっていく。そして、人の境遇もまた、昨日と今日は同じではないのである。
– 松下幸之助 -8089
120.
無限に発展する道はいくらでもある。要はその道を探し出す努力である。
– 松下幸之助 -8052