ミシェル・ド・モンテーニュの77の名言・格言集を一挙紹介

16.

もし私が再びこの人生を繰り返さねばならないとしたら、私の過ごしてきた生活を再び過ごしたい。過去を悔まず、未来を恐れもしないから。

– モンテーニュ -6144

17.

心にもない言葉よりも沈黙のほうが、むしろずっと社交性を損なわない。

– モンテーニュ -6106

18.

真の自由とは、自分自身に対してあらゆることをなしうるということである。

– モンテーニュ -6103

19.

日ごとに新たなる思想があり、我々の心は天気とともに移り変わる。

– モンテーニュ -6088

20.

賢者は自然の富を熱心に求める。

– モンテーニュ -6124

21.

家中の者に称賛される男は少ない。

– モンテーニュ -6135

22.

泣くことも一種の快楽である。

– モンテーニュ -6130

23.

愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い。

– モンテーニュ -6127

24.

すぐれた記憶は弱い判断力と結びやすい。

– モンテーニュ -6148

25.

自分を他人に貸しなさい。しかし自分だけにしか自分を与えてはならない。

– モンテーニュ -6108

26.

わずか一言でも下手に受け取られると、十年の功績も忘れられてしまう。

– モンテーニュ -6142

27.

臆病は残酷性の母である。

– モンテーニュ -6136

28.

言うことと、やることは別のものである。

– モンテーニュ -6123

29.

恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。

– モンテーニュ -6078

30.

私が他人の言葉を引用するのは、自分をもっとうまく表現するためにすぎない。

– モンテーニュ -6117

31.

良い結婚は… 恋愛を同伴し、その性質を帯びることを拒む。むしろそれは、友愛の性質を模倣しようと務める。

– モンテーニュ -6079

32.

私が最も恐れるものこそ、恐れである。

– モンテーニュ -6118

33.

真の友愛においては、私は友を自分の方に引き寄せるよりも、むしろ自分を友に与える。

– モンテーニュ -6102

34.

自然はやさしい案内者である。賢明で、公正で、しかもやさしい。

– モンテーニュ -6110

35.

私は自分の人生をつくり上げるために努力してきた。それが私の職業であり、仕事であった。

– モンテーニュ -6113

36.

恥ずかしいと思わぬことは、恥ずかしがらずに言うべきだ。

– モンテーニュ -6090

37.

羞恥心はすべての人にまことにふさわしいものである。しかし、それを克服するすべを、そしてそれを決して失わないすべを心得ておかねばならない。

– モンテーニュ -6074

38.

すばらしき結婚は、盲目の妻と、耳の不自由な夫の間で生まれる。

– モンテーニュ -6147

39.

なにごとも逃げてはいけない。敵に対しても、もしも、こちらが逃げれば、ますます激しく攻めてくるものだ。それと同じように、人生のさまざまな苦しみも、私たちが恐れおののいているのをみると、いい気になって、更にいじめてくる。

– モンテーニュ -6146

40.

自説に固執し、夢中になることは愚鈍さの最も確かな証拠である。

– モンテーニュ -6111

41.

結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は必死で中に入ろうとし、中にいる鳥は必死で逃げ出そうとする。

– モンテーニュ -6126

42.

我々の苦悩の中でも最も歓迎できないのは、自分の存在を軽蔑することだ。

– モンテーニュ -6134

43.

真実でさえ、時と方法を選ばずに用いられてよいということはない。

– モンテーニュ -6101

44.

老年は我々の顔よりも心に多くのしわを刻む。

– モンテーニュ -6075

45.

我々は他人の知識によって物知りにはなれるが、賢くなるには、我々自身の知恵によるしかない。

– モンテーニュ -6133