46.
経験はただで手に入らないものだ。
– オスカー・ワイルド -1160
47.
悲しみの表現を身につけると、あなたにとって貴重なものとなる。喜びの表現を身につければ、限りない喜びが味わえるというものだ。
– オスカー・ワイルド -1119
48.
今日、結婚した男はみな独り者みたいに、そして独り者の男はみな結婚しているみたいに暮らしている。
– オスカー・ワイルド -1154
49.
若い人たちは誠実になろうと欲するが、そうはできない。老いたる人たちは不誠実になろうとするが、そうはできない。
– オスカー・ワイルド -1148
50.
男女の間では友情は不可能だ。情熱と敵意と崇拝と愛はあるが、友情はない。
– オスカー・ワイルド -1123
51.
人は自分の最も悪い習慣でさえ失うことを残念がる。おそらく、最も残念がるだろう。なぜなら、それこそがその人の人格の本質的な部分であるからだ。
– オスカー・ワイルド -1142
52.
善人はこの世で多くの害をなす。彼らがなす最大の害は、人びとを善人と悪人に分けてしまうことだ。
– オスカー・ワイルド -1133
53.
すべてを知ろうとするほど私は若くはない。
– オスカー・ワイルド -1170
54.
大衆とはすばらしく寛容だ。天才以外のすべてを許す。
– オスカー・ワイルド -1129
55.
結婚はまさしく相互の誤解にもとづくものである。
– オスカー・ワイルド -1157
56.
独身貴族には重税を課すべきだ。ある男は他の男より幸せだというのは不公平である。
– オスカー・ワイルド -1121
57.
経験とは、誰もが自分の過ちにつける名前のことだ。
– オスカー・ワイルド -1161
58.
男はどんな女とも幸福にやっていくことができる。その女を愛さない限りは。
– オスカー・ワイルド -1125
59.
我々男が女を愛するときに、女の弱さも、あやまちも、不完全さも、ちゃんと知りつくした上で愛するんだ。いや、それだからこそいっそう愛するのかもしれない。愛を必要とするのかもしれない。愛を必要とするのは完全な人間じゃない。不完全な人間こそ、愛を必要とするのだ。
– オスカー・ワイルド -1164
60.
女はおべっかによっては、けっして武装を解除されはしないが、男はたいてい陥落される。
– オスカー・ワイルド -1145
61.
戦争では強者が弱者という奴隷を、平和では富者が貧者という奴隷をつくる。
– オスカー・ワイルド -1134
62.
私は単純な楽しみごとが好きだ。それらは複雑な人間にとって最後の避難所である。
– オスカー・ワイルド -1150
63.
結婚のひとつの魅力は、双方にとってだまし合いの生活が絶対必要となることだ。
– オスカー・ワイルド -1158
64.
女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。男に欠点が多ければ多いほど、女は何もかも許してくれる。我々の知性さえもだ。
– オスカー・ワイルド -1144
65.
現代の女性は、あらゆることを理解する。ただ、自分の亭主のことだけは理解しない。
– オスカー・ワイルド -1156
66.
本当に魅力的な人間には、2種類しかない。何もかも知り尽くしている人間か、まったく何も知らぬ人間かのどちらかである。
– オスカー・ワイルド -1112