小説家ロマン・ロランの名言・格言を54個まとめて紹介

ロマン・ロランはどんな人物?

人物名 ロマン・ロラン
英語名 Romain Rolland
生年月日 1866年1月29日
没年月日 1944年12月30日
享年 78歳
国籍 フランス
職業 小説家、評論家
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フランスの小説家および評論家。

理想主義的なヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げ、戦争反対の主張を世界に広め続けました。

彼の思想は国内で評価されなかったものの、国際的に多くの知友を持ちました。

彼は文学者としても活動し、1892年に言語学者ミシェル・ブレアルの娘クロチルドと結婚しましたが、1901年に離婚しました。

教職にも就いており、アンリ4世高等中学およびルイ大王高等中学で教鞭を執りました。
また、文学博士の学位を取得し、エコール・ノルマルの芸術史講師となりました。

ベートーヴェンをモデルにした大河小説『ジャン・クリストフ』をはじめ、ヒューマニズムの立場からの作品を発表。
その中には『魅せられたる魂』、戯曲『愛と死との戯れ』、評論『戦いを超えて』などがあります。

1903年には、高等師範学校時代の教え子であるシャルル・ペギーが創刊した雑誌『半月手帖』に『ベートーヴェンの生涯』を発表しました。

これが反響を呼び、翌年からはソルボンヌで音楽史を教える傍ら、小説『ジャン・クリストフ』を『半月手帖』に連載しました。

第一次世界大戦が勃発すると、ロランはスイス滞在中でしたが、フランスとドイツの両国に対して「戦闘中止」を訴えました。

彼は国際的な評価を得る一方で、フランスでは好意的に受け入れられませんでした。

1916年にはノーベル文学賞を受賞しましたが、賞金を戦争難民のために寄付しました。

1922年には、マハトマ・ガンディーとの親交が始まり、彼の非暴力運動に共感しました。
また、1928年には、ロシアの作曲家ドミートリイ・ショスタコーヴィチと出会い、彼の作品を賞賛しました。

ロマン・ロランは戦争や暴力に反対する立場を一貫して貫き、文学と芸術を通じて人間の精神性と平和への希求を表現しました。

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ロマン・ロランの名言一覧

1.

真理への愛のみが、我々を決して裏切ることのない唯一の愛である。

– ロマン・ロラン -6777

2.

恋は決闘です。もし右を見たり左を見たりしていたら敗北です。

– ロマン・ロラン -6739

3.

決して誤ることのない者は何事もなさない者ばかりである。

– ロマン・ロラン -6730

4.

愛は信頼の行為である。神が存在するかしないかはどうでもよい。信ずるから信ずるのである。愛するから愛するのである。たいした理由はない。

– ロマン・ロラン -6736

5.

大半の聴衆が興味を抱くのは、音楽ではなく音楽家である。

– ロマン・ロラン -6775

6.

富の中でもなお健全な心情を保ちえる女性は、百万長者が天才を有すると同じく一つの奇跡である。

– ロマン・ロラン -6755

7.

私は世界に二つの宝を持っている。私の友と私の魂と。

– ロマン・ロラン -6729

8.

他人の後ろから行くものは、決して前進しているのではない。

– ロマン・ロラン -6738

9.

民主主義というのは、民衆にとって代わって、その厳粛な名目のもとに、若干の布教者たちの利益のために民衆の毛を刈る技法です。

– ロマン・ロラン -6782

10.

生命のみが神聖である。生命への愛が第一の美徳である。

– ロマン・ロラン -6728

11.

自己放棄は偽善である。

– ロマン・ロラン -6757

12.

国家は祖国ではない。それを混同させるのは、それによって儲ける連中だけだ。

– ロマン・ロラン -6756

13.

旧道徳は危険を回避することを命じた。だが新道徳は、危険をおかさないものは、何ものをも得ない。

– ロマン・ロラン -6764

14.

誰でも幸福について語るが、それを知っているものは少ない。

– ロマン・ロラン -6761

15.

いつまでも続く不幸というものはない。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかのいずれかである。

– ロマン・ロラン -6733