16.
人生の賭けで得をしようと損をしようと、賭けるべき肉が一ポンドでも残っていれば私はそれを賭けるでしょう。
– ロマン・ロラン -6751
17.
太陽がないときには、それを創造することが芸術家の役割である。
– ロマン・ロラン -6741
18.
いちばん卑怯な暴君は、百万の卑怯者が一緒になったときです。
– ロマン・ロラン -6760
19.
もし世の中の人の苦しみに、一々足を止めていた日には、人は生きて行かれないだろう。どんな幸福も、他の人間の苦悩を食って生きているのだ。
– ロマン・ロラン -6769
20.
万人のうちで最も偉大なのは、万人のために鼓動する心をもった人である。
– ロマン・ロラン -6780
21.
真の偉大さは喜びの中でも苦難の中でも楽しむ力があることで見分けがつく。
– ロマン・ロラン -6737
22.
復活の前に、死がある。
– ロマン・ロラン -6773
23.
人間の野獣性に、虚偽の病的な理想主義の衣を着せるよりも、率直に野獣であるほうが人間にとっては危険が少ないだろう。
– ロマン・ロラン -6779
24.
人生は人間が共同で利用するブドウ畑です。一緒に栽培して、共に収穫するのです。
– ロマン・ロラン -6762
25.
愛はそれが自己犠牲であるときのほかは、愛の名に値しない。
– ロマン・ロラン -6768
26.
他人の上に太陽の光を注がんためには、自分のうちにそれをもっていなければいけない。
– ロマン・ロラン -6743
27.
人生で一番大切なことは、己の義務を果たすことである。
– ロマン・ロラン -6745
28.
まさしく音楽こそ、精神の生活を感覚の生活へと媒介してくれるものです。
– ロマン・ロラン -6748
29.
われわれは戦い、そして勝利者とならねばならぬ。正義とは正しい者が勝つことだ。
– ロマン・ロラン -6772
30.
幸福は世界のリズムの一瞬間であり、生の振子が往来する両極の一つである。
– ロマン・ロラン -6778
31.
人生は幾度かの死と、幾度かの復活の一続きである。
– ロマン・ロラン -6766
32.
人は望むとおりのことができるものではない。望む、また生きる、それは別々だ。くよくよするもんじゃない。肝腎なことは、ねえ、望んだり生きたりするのに飽きないことだ。
– ロマン・ロラン -6750
33.
魂の致命的な敵は、毎日の消耗である。
– ロマン・ロラン -6754
34.
今日の新聞・雑誌は嘘の巣窟だ。そして読者の十中八九までが、嘘にまるめこまれる可能性がある。
– ロマン・ロラン -6753
35.
フランス大革命は「歓喜」から発したもので、決して道徳的義務から発したものではなかった。
– ロマン・ロラン -6783
36.
戦うことが、わが健康法なり。
– ロマン・ロラン -6774
37.
我々は平和を望んでいる。平和は社会組織の変革なしには真実なものとなり得ない。また安定したものとなり得ない。革命によって平和を。
– ロマン・ロラン -6765
38.
私は、自らの最後の日まで、私自身の人生をさらに広く、さらに高くすることに、挑み行くのだ。
– ロマン・ロラン -6781
39.
真理!眼をしっかり開いて、生命の強烈な息吹を全身の毛穴から吸い込み、物事をあるがままに見、不幸をまともに見つめ、そして笑うのである!
– ロマン・ロラン -6784
40.
理想主義のない現実主義は無意味である。現実主義のない理想主義は無血液である。
– ロマン・ロラン -6776
41.
英雄とは自分のできることをした人だ。ところが凡人はそのできることをしないで、できもしないことを望んでばかりいる。
– ロマン・ロラン -6731
42.
女性の愛情は、天才を飼い馴らし、平準化し、枝を切り、削り、香りをつけることに専念する。そして、ついには天才を自分の感受性、小さな虚栄心、平凡さ、それに自分たちの社交界の平凡さと同程度の者にしてしまう。
– ロマン・ロラン -6759
43.
もう思いわずうのはやめろ。なるようになる。すべてがなるようになる。ただ人間は、それを愛しさえすればよいのだ。
– ロマン・ロラン -6771
44.
今最も革命的な人々も、知らないうちに、おそらく一番古い伝統の人間となる。
– ロマン・ロラン -6758
45.
少しのきまじめさは恋愛においては結構だ。しかしあまり真面目すぎては困る。それは重荷であり、快楽でなくなる。
– ロマン・ロラン -6742