近代日本の父・渋沢栄一の名言50選まとめ:経済と道徳の融合

渋沢栄一はどんな人物?

人物名 渋沢栄一
英語名
生年月日 1840年3月16日
没年月日 1931年11月11日
享年 91歳
国籍 日本
職業 官僚、実業家、教育者
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渋沢栄一は、日本の近代化において非常に重要な役割を果たした人物です。
1840年に埼玉県で生まれ、幼少期から商業と学問に親しんで育ちました。

幕末の動乱期には武士として活動し、明治維新後は政府の官僚として働きました。

渋沢栄一は、日本の金融業界の発展に大きく寄与。
第一国立銀行(現在のみずほ銀行)の設立に深く関与し、その総監として同行を指導しました。

また、多くの国立銀行の設立を支援し、日本の金融システムの近代化に貢献しました。

他にも、教育と社会福祉にも深く関与し、商法講習所(現在の一橋大学)、大倉商業学校(現在の東京経済大学)、高千穂高等商業学校(現在の高千穂大学)など、多くの教育機関の設立に関与しました。
また、東京養育院や東京慈恵会などの福祉事業や医療事業にも尽力したことでも知られています。

渋沢栄一は、道徳と経済を結びつける考え方で知られており、その思想は『論語と算盤』の言葉で代表されています。
経済活動が道徳的価値に基づいて行われるべきであると信じていました。

彼は国際交流と民間外交にも積極的でした。彼は、1867年にフランスで開催された万国博覧会に参加し、ヨーロッパの先進的な産業と制度を学びました。この経験は彼に大きな影響を与え、日本の近代化に対する彼のビジョンを形成する助けとなりました。

この功績は、日本だけでなく、世界中で広く認知されています。
彼の名前は、日本の金融業界の父として、また、教育と社会福祉に対する彼の貢献によって、尊敬されています。

渋沢栄一は、日本の歴史において、その業績と人間性で記憶される偉大な人物の一人です。

彼の遺産は、今日の日本社会に深く根ざしており、彼が築いた基盤の上に、日本は現代の経済大国として成長し続けています。

2021年には、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」で、渋沢栄一の生涯について描かれています。
さらに、2024年から新たに発行される一万円札の肖像画となることも予定されていることから、いかに日本において偉大な人物であったか知ることができます。

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渋沢栄一の名言一覧

1.

金儲けを品の悪いことのように考えるのは、根本的に間違っている。しかし儲けることに熱中しすぎると、品が悪くなるのもたしかである。金儲けにも品位を忘れぬようにしたい。

– 渋沢栄一 -7913

2.

真の富とは道徳に基づくものでなければ決して永くは続かない。

– 渋沢栄一 -7901

3.

心を穏やかにさせるには思いやりを持つことが大事である。一切の私心をはさまずに物事にあたり、人に接するならば、心は穏やかで余裕を持つことができるのだ。

– 渋沢栄一 -7902

4.

日本では人知れず善いことをするのが上である。自分の責任はもちろん、他人の責任までも追うことが武士道の真髄とされる。

– 渋沢栄一 -7884

5.

不言実行と共に、また有言実行も大いによろしい。

– 渋沢栄一 -7882

6.

自分が信じないことは言わず、知ったからには必ず行うという思いが強くなれば、自然に言葉は少なく、行動は素早くなる。

– 渋沢栄一 -7906

7.

全て形式に流れると精神が乏しくなる。何でも日々新たにという心がけが大事である。

– 渋沢栄一 -7892

8.

大なる立志と小さい立志と矛盾するようなことがあってはならぬ。

– 渋沢栄一 -7890

9.

長所を発揮するように努力すれば、短所は自然に消滅する。

– 渋沢栄一 -7887

10.

できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、我々の義務である。

– 渋沢栄一 -7921

11.

反対者には反対者の論理がある。それを聞かないうちに、いきなりけしからん奴だと怒ってもはじまらない。問題の本質的な解決には結びつかない。

– 渋沢栄一 -7883

12.

たとえその事業が微々たるものであろうと、自分の利益は少額であろうと、国家必要の事業を合理的に経営すれば、心は常に楽しんで仕事にあたることができる。

– 渋沢栄一 -7922

13.

もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。

– 渋沢栄一 -7919

14.

余はいかなる事業を起こすにあたっても、利益を本位に考えることはせぬ。この事業は起こさねばならず、かの事業は盛んにせねばならずと思えば、それを起こし、関与し、あるいはその株式を所有することにする。

– 渋沢栄一 -7879

15.

どんなに勉強し、勤勉であっても、上手くいかないこともある。これは機がまだ熟していないからであるから、ますます自らを鼓舞して耐えなければならない。

– 渋沢栄一 -7920