16.
船が入港するまで待つな。船に向かって泳げ。
– ヴォルテール -797
17.
数の威力は、それが理解できなければできないだけ、いっそう恐れられる。
– ヴォルテール -800
18.
人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。しかし、一旦カードを手にしたら、それをどのように使ってゲームに勝つかは、各自が一人で決めることだ。
– ヴォルテール -804
19.
現在から、未来は生まれ落ちる。
– ヴォルテール -819
20.
あまりに早くにあげた名は、何と重荷になることか。
– ヴォルテール -839
21.
偏見は、判断を持たない意見である。
– ヴォルテール -789
22.
世間を知り、世間に寛大であれ。世間を楽しむためには、世間をかすめて生きるべきだ。
– ヴォルテール -799
23.
あらゆる人は同等である。それを異なるものにするのは生まれではなくて、徳にある。
– ヴォルテール -838
24.
ヴェネツィアの統領には彼の悲しみがあり、ゴンドラ乗りには彼らの悲しみがある。
– ヴォルテール -837
25.
運命は我々を導き、かつまた我々を翻弄する。
– ヴォルテール -827
26.
友情は魂の結びつきである。
– ヴォルテール -787
27.
自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。
– ヴォルテール -812
28.
立派にやり遂げたことに対する最大の報酬は、それをやり遂げたことそのものにある。
– ヴォルテール -785
29.
慎重な人は自分のために良いことをなし、徳のある人は人のために良いことをなす。
– ヴォルテール -809
30.
虻が刺したくらいでは、威勢よく走っている馬をとめることはできない。
– ヴォルテール -829
31.
男がありとあらゆる理屈を並べても、女の一滴の涙にはかなわない。
– ヴォルテール -795
32.
神は現世におけるいろいろな心配事の償いとして、われわれに希望と睡眠を与えた。
– ヴォルテール -805
33.
うまいしゃれは、しゃれるつもりがない時に生まれる。同様に、我々が心を動かされるのは、その人にこちらの心を動かそうというつもりが、まったくない時である。
– ヴォルテール -836
34.
有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである。
– ヴォルテール -786
35.
人を判断するには、どのように答えるかより、どのような問いをするかによるべきである。
– ヴォルテール -802
36.
ひとたび金の問題になると、誰もかれも同じ宗派になる。
– ヴォルテール -833
37.
うんざりさせるための秘訣はなんでもかんでも喋ることである。
– ヴォルテール -835
38.
真の欲求なくして真の満足はない。
– ヴォルテール -808
39.
私がいるところ、それが地上の楽園だ。
– ヴォルテール -817
40.
もし神が存在しないなら、神をつくり出さなくてはならない。
– ヴォルテール -831
41.
大衆はモノを書かない批評家である。
– ヴォルテール -796
42.
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
– ヴォルテール -834
43.
寛容の精神は我々すべてを兄弟にする。しかし不寛容の精神は人間を野獣にする。
– ヴォルテール -824
44.
自尊心とは空気でふくらませた風船玉である。ちょっと突いても炸裂して風になってしまう。
– ヴォルテール -813
45.
教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、創り出しはしない。
– ヴォルテール -821