柳田國男の深遠なる20の名言: 日本民俗学の父の智慧と教訓

柳田國男はどんな人物?

人物名 柳田國男
英語名
生年月日 1875年7月31日
没年月日 1962年8月8日
享年 87歳
国籍 日本
職業 民俗学者、官僚
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柳田國男は、1875年7月31日に生まれ、1962年8月8日に逝去した、日本の著名な民俗学者であり官僚でした。

彼は大日本帝国憲法下での農務官僚や貴族院書記官長を務め、終戦後は枢密顧問官としても活躍しました。
日本学士院会員、日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者としても知られ、正三位勲一等を受けました。

彼の幼少期は非凡な記憶力に恵まれ、早くから学問に打ち込みました。11歳で地元の旧家に預けられ、そこの膨大な蔵書を読破し、その後、利根川周辺で生活しました。

この時期に見た貧困や様々な風物に強く影響を受け、その後の研究に大きな影響を与えました。16歳で東京に移り、森鷗外の門をたたき、教育を受けました。

東京帝国大学では農政学を学び、その後農商務省の高官として活躍しました。

明治41年には九州や四国を旅し、民俗学に関する重要な資料を収集しました。
この旅行で得た知見は、『後狩詞記』として出版され、日本民俗学の出発点とされています。

柳田は民俗的なものへの関心を深め、『遠野物語』の執筆に至りました。
この作品は、日本民俗学の開拓者としての彼の地位を確立。

彼の多くの著作は、今日まで重版され続け、日本文化における民俗学の重要性を示しています。

柳田國男の業績は、日本人とは何かを探求する彼の深い問いかけに根ざしており、彼の学問的旅路は、今日も多くの学者や研究者に影響を与えています。

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柳田國男の名言一覧

1.

自分の故郷を殺さないと、人は一人立ちできない。

– 柳田國男 -9306

2.

学問は結局、 世のため、人のためでなくてはならない。

– 柳田國男 -9314

3.

民俗学を古い昔の穿鑿から足を洗わせたい。現代科学の一つにしなければならない。

– 柳田國男 -9301

4.

本を読むということは、大抵の場合には冒険である。だからまた冒険の魅力がある。

– 柳田國男 -9302

5.

人生には笑ってよいことが誠に多い。しかも今人はまさに笑いに飢えている。

– 柳田國男 -9304

6.

うずもれて一生終わるであろう人に関する知識を残すのが民俗学。

– 柳田國男 -9319

7.

学問は興味から、もしくは好奇心からはいったものがもっとも根強い

– 柳田國男 -9315

8.

日本の男子には妙な習癖があって、不景気な考え方や引っ込み思案な意見を持っていくと否定され、明らかに無謀な積極政策を提案すると、大抵は威勢がいいの進取的だのと言って誉められる。

– 柳田國男 -9303

9.

学問だけは、幸いに其の方法さえ誤らなければ、行く行くこの人類の苦悩を、済い得るものと信ず。

– 柳田國男 -9316

10.

一国の学問をになう力――学問に活力を賦与するものは、 むしろ学問を職業としない「俗人」の学問活動ではないだろうか。

– 柳田國男 -9318

11.

言葉さえあれば人生のすべての用は足りるという過信が行き渡り、人々は一般に口達者となった。

– 柳田國男 -9310

12.

今の時代は心を軽んじて言葉を愛し、思わぬことでも言ってしまおうとする世の中である。

– 柳田國男 -9308

13.

記録に何にも現れない人の生活というものが日本には 80%以上あるんですよ。悪いこともいいことも両方ともしなけりゃ記録に残りゃしないですからね。つまり、埋もれてしまって一生終わるであろう、訴える道がなくて、犯罪もしなければいいこともしないでいるっていうような人がね、ただ何となく息吸っていくのを惜しがって、それに関する知識を残そうとしたのがフォークロア(民俗学)という言葉なんですよ。

– 柳田國男 -9311

14.

歴史が教える最も実際的な知恵は、民族が進展の可能性を持っていることである。

– 柳田國男 -9300

15.

我々が空想で描いて見る世界よりも、 隠れた現実の方が遥かに物深い

– 柳田國男 -9317

16.

人の人格があるように、村には村格がある。

– 柳田國男 -9305

17.

言葉は土の中から生まれた。ことばを知らなければ土と人間の関係はわからない

– 柳田國男 -9309

18.

願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。

– 柳田國男 -9312

19.

学問をするならば活きた学問、 目の前の学問から片付けて行かねばならぬ。

– 柳田國男 -9313

20.

私はいつも現在にとらわれている

– 柳田國男 -9307