太宰治はどんな人物?
人物名 | 太宰治 |
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英語名 | - |
生年月日 | 1909年6月19日 |
没年月日 | 1948年6月13日 |
享年 | 38歳 |
国籍 | 日本 |
職業 | 小説家 |
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- 太宰治は、日本の著名な小説家で、その作品は人間の心理を深く掘り下げ、時には自己の苦悩や葛藤を赤裸々に描いています。
1909年に青森県に生まれ、本名は津島修治です。若くして文学に情熱を抱き、多くの作品を生み出しましたが、同時に複雑で苦悩に満ちた生活を送りました。
太宰治の作品は、人間の心の暗部や社会的なテーマを扱っており、彼自身の経験が色濃く反映されています。
彼の代表作には、『走れメロス』、『人間失格』、『斜陽』などがあります。
『走れメロス』は友情と忠誠についての感動的な物語で、『人間失格』は自己破滅的な主人公が社会と向き合う様子を描いており、太宰治自身の苦悩が投影されているとされています。
また、太宰治は、古典や説話に敬意を表しながらも、それらを現代的な視点で解釈し、新しい形で提示することがよくありました。
彼の作品は、深い感受性と人間の心理に対する鋭い洞察によって特徴付けられています。しかし、彼の私生活は波乱に満ちていました。
彼は自殺未遂を繰り返し、薬物に依存するなど、精神的な問題に苦しんでいました。これらの問題は彼の作品にも影響を及ぼし、彼の文学には自己破滅的な要素がしばしば含まれています。
太宰治はまた、文学界においても影響力を持っていました。
彼の作品は、その独特なスタイルと深いテーマで多くの読者を引きつけ、多くの作家に影響を与えました。
新戯作派や無頼派として知られるグループの一部であり、戦後の日本文学において重要な役割を果たしました。太宰治は、38歳の若さで亡くなりましたが、彼の作品は今日でも読み継がれており、日本文学における重要な存在として認識されています。
彼の作品は、人間の感情や社会に対する深い洞察によって、多くの人々に共感を呼ぶものとなっています。
また、彼の生き方自体が、彼の作品と同様に、多くの人々にとって興味深いものとなっています。
太宰治の作品は、その美しさと深さから、これからも長く愛され続けることでしょう。
太宰治の名言一覧
1.
弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我するんです。幸福に傷つけられる事もあるんです。
– 太宰治 -8473
2.
大人とは、裏切られた青年の姿である。
– 太宰治 -8460
3.
愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。
– 太宰治 -8485
4.
僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。
– 太宰治 -8453
5.
理窟はないんだ。女の好ききらいなんて、ずいぶんいい加減なものだと思う。
– 太宰治 -8451
6.
あなたはさっきから、乙姫の居所を前方にばかり求めていらっしゃる。ここにあなたの重大なる誤謬が存在していたわけだ。なぜ、あなたは頭上を見ないのです。また、脚下を見ないのです。
– 太宰治 -8488
7.
人間の生活の苦しみは、愛の表現の困難に尽きるといってよいと思う。この表現のつたなさが、人間の不幸の源泉なのではあるまいか。
– 太宰治 -8465
8.
僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。
– 太宰治 -8454
9.
疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。
– 太宰治 -8481
10.
信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。
– 太宰治 -8471
11.
親が無くても子は育つ、という。私の場合、親が有るから子は育たぬのだ。
– 太宰治 -8469
12.
君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。
– 太宰治 -8480
13.
怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。
– 太宰治 -8456
14.
子供より親が大事、と思いたい。子供のために、等と、古風な道学者みたいな事を殊勝さらく考えても、何、子供よりも、その親の方が弱いのだ。
– 太宰治 -8476
15.
笑われて、笑われて、つよくなる。
– 太宰治 -8472