31.
愛は、人間の実存という問題への、唯一の健全で満足のいく答えである。
– エーリッヒ・フロム -934
32.
たいていの母親は「乳」を与えることはできるが、「蜜」も与えることのできる母親はごく少数しかいない。蜜を与えるためには、母親はたんなる「良い母親」であるだけではだめで、幸福な人間でなければならない。
– エーリッヒ・フロム -942
33.
失敗する自由がなければ、本当の自由があるとはいえない。
– エーリッヒ・フロム -920
34.
教師は生徒に教えられ、俳優は観客から刺激され、精神分析医は患者によって癒される。
– エーリッヒ・フロム -927
35.
もし、私の持っているものが私を意味するなら、また、私が持っているものを失ってしまったら、私は誰なんだろう?
– エーリッヒ・フロム -940
36.
愛とは愛を生む力であり、愛せないということは愛を生むことができないということである。
– エーリッヒ・フロム -938
37.
愛においては、二人が一人になり、しかも二人でありつづけるというパラドックスが起きる。
– エーリッヒ・フロム -937
38.
利己的な人間は他人を愛する能力がなく、また自分自身を愛することもできない。
– エーリッヒ・フロム -904
39.
真に裕福な人とは、自分が持っている以上のものを望まない人たちだ。
– エーリッヒ・フロム -918