16.
長い時間考えた手がうまくいくケースは非常に少ない。
– 羽生善治 -6858
17.
勝負に一番影響するのは「怒」の感情だ。
– 羽生善治 -6871
18.
リスクを避けていては、その対戦に勝ったとしてもいい将棋は残すことはできない。次のステップにもならない。それこそ、私にとっては大いなるリスクである。いい結果は生まれない。私は、積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている。
– 羽生善治 -6898
19.
一番いいと思えるものを簡単に、単純に考えることができれば、逆境からの突破口を見出せる。
– 羽生善治 -6895
20.
興味が続くかぎり、集中力は続くものです。
– 羽生善治 -6889
21.
いろいろ考えられる選択肢の中から、「この一手」を選ぶのは自分しかいないわけです。
– 羽生善治 -6907
22.
漠然とした不安は、立ち止まらないことで払拭される。
– 羽生善治 -6853
23.
一人で考えるか、それとも何人かの人が集まって知恵を出し合うか、どちらがより有効かは、非常に面白いテーマだ。私は、基本的には一人で考えなくてはいけないと思っている。
– 羽生善治 -6896
24.
楽観はしない。ましてや悲観もしない。ひたすら平常心で。
– 羽生善治 -6890
25.
決まり切った局面で長考して時間を使って疲れるより、勝負どころの場面で、深い集中力を発揮できることが大切。
– 羽生善治 -6887
26.
役に立たないとか意味がないと思っていることのほうがむしろ重要なんじゃないか。
– 羽生善治 -6849
27.
人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ。
– 羽生善治 -6867
28.
無駄な駒は一枚もない。
– 羽生善治 -6850
29.
毎回石橋を叩いていたら勢いも流れも絶対つかめない。
– 羽生善治 -6851
30.
両方だめだという結論のなかで二者択一にこだわるよりも、まったく読んでない手のほうが可能性が広がるのだ。
– 羽生善治 -6847
31.
自分自身を裏切らない努力の姿勢が未来の結果として現れてくる。
– 羽生善治 -6881
32.
「いかに戦うか」は大局観にかかわるが、その具体的な戦略は事前研究が決め手になる。事前にしっかり準備して万全の態勢で、対局に臨んでくる人は強い。
– 羽生善治 -6911
33.
勝つのは一点差でいい。五点も十点も大差をつけて勝つ必要はない。常にギリギリの勝ちを目ざしているほうが、むしろ確実性が高くなる。
– 羽生善治 -6875
34.
集中力がある子に育てようとするのではなく、本当に好きなこと、興味を持てること、打ち込めるものが見つけられる環境を与えてやることが大切だ。
– 羽生善治 -6878
35.
成果が出ないときこそ、不安がらずに、恐れずに、迷わずに一歩一歩進めるかどうかが、成長の分岐点であると考えています。
– 羽生善治 -6865
36.
どんな場面でも、今の自分をさらけ出すことが大事なのだ。
– 羽生善治 -6903
37.
大きく見ることと小さく突き詰めていくこと、このバランスが大切なのだと思う。
– 羽生善治 -6861
38.
山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、「選ぶ」より「いかに捨てるか」の方が、重要なことだと思います。
– 羽生善治 -6884
39.
相手の意図を考えることから駆け引きは始まる。
– 羽生善治 -6863
40.
守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる。守りたければ攻めなければいけない。
– 羽生善治 -6880
41.
同じ方法で悪くなる。だから捨てなきゃいけない。せっかく長年築きあげてきたものでも変えていかなくてはならない。
– 羽生善治 -6854
42.
たとえば、最初に相手がミスをする。そして次に自分がミスをする。ミスとミスで帳消しになると思いがちだが、あとからしたミスのほうが罪が重い。そのときの自分のミスは、相手のミスを足した分も加わって大きくなるのだ。
– 羽生善治 -6904
43.
新しい試みがうまくいくことは半分もない。でもやらないと、自分の世界が固まってしまう。
– 羽生善治 -6869
44.
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
– 羽生善治 -6893
45.
もちろん勝負に勝つというのも大事なんですけど、そのためにいつも決まり形でやっていたら、そのことで将棋をやっている意味があるのかということに、どうしてもぶつかってしまうんです。誰もがやっている決まりきった道筋で振りきってしまうと、結局、人の来た道をただ辿ってるだけということになります。
– 羽生善治 -6899