16.
実を言うと、社長をやっていた時は金儲けが財産だと思っていたけど、結局、友達こそ本当の財産だなあ。
– 本田宗一郎 -9153
17.
少しでも興味を持ったこと、やってみたいと思ったことは、結果はともあれ手をつけてみよう。幸福の芽は、そこから芽生え始める。
– 本田宗一郎 -9150
18.
時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。
– 本田宗一郎 -9157
19.
苦しい時もある。夜眠れぬこともあるだろう。どうしても壁がつき破れなくて、俺はダメな人間だと劣等感にさいなまれるかもしれない。私自身、その繰り返しだった。
– 本田宗一郎 -9166
20.
新しい発想を得ようと思うならまず誰かに話を聞け。
– 本田宗一郎 -9147
21.
人間というものは、面白いものであり、不思議なものであり、必要のない人間というのはいないのである。
– 本田宗一郎 -9144
22.
人類の歴史の中で本当に強い人間などいない。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ。
– 本田宗一郎 -9142
23.
世間では、大人の言いなりになる子や、大人の考えの枠から飛躍しようとしない子が「いい子」であり、自分の意思を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を「悪い子」というレッテルををはりがちである。けれども私は逆だ。世間でいう「悪い子」に期待している。なぜならそういう子供こそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の「いい子」だからである。
– 本田宗一郎 -9141
24.
とかく他人にきびしく、自分自身に寛大なのは凡人の常だ。
– 本田宗一郎 -9176
25.
嫌いなことを無理してやったって仕方がないだろう。私は不得手なことは一切やらず、得意なことだけをやるようにしている。
– 本田宗一郎 -9164
26.
創業当時、私が「世界的視野に立ってものを考えよう」と言ったら噴き出した奴がいた。
– 本田宗一郎 -9137
27.
我々は、最初から苦しむ方向をとったから、あとは楽になった。真似をして楽をしたものは、その後に苦しむことになる。
– 本田宗一郎 -9173
28.
失敗と成功は裏腹になっている。みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ない。
– 本田宗一郎 -9154
29.
新しいことをやれば、必ず、しくじる。腹が立つ。だから、寝る時間、食う時間を削って、何度も何度もやる。
– 本田宗一郎 -9148
30.
企業にもフシがある。儲かっている時はスムーズに伸びていくが、儲からん時がひとつのフシになる。このフシの時期が大切なのだ。私はフシのない企業は、どうも不安で見ていられないような気がする。
– 本田宗一郎 -9168
31.
開拓精神によって自ら新しい世界に挑み、失敗・反省・勇気という三つの道具を繰り返して使うことによってのみ、最後の成功という結果に達することができると私は信じています。
– 本田宗一郎 -9171
32.
技術の競争は、あくまでも技術をもってすべきである。
– 本田宗一郎 -9167
33.
一度、真似をすると、永久に真似をしてゆくのである。
– 本田宗一郎 -9174
34.
学問なり技術があるということは立派なことにはちがいないが、それを人間のために有効に使って初めて、すぐれた人間だということができるのだと思う。何よりも大切なのは人を愛する心ではないだろうか。
– 本田宗一郎 -9170
35.
耐える心に、新たな力が湧くものだ。全てそれからである。心機一転、やり直せばよいのである。長い人生の中で、そのための一年や二年の遅れは、モノの数ではない。
– 本田宗一郎 -9136
36.
伸びる時には必ず抵抗がある。
– 本田宗一郎 -9149
37.
大いなる若気の至りが個性の芽を育てる。
– 本田宗一郎 -9135
38.
勇気というのは強いからとか、勇ましいから勇気があるというのではない。たとえ、自分にとってどんなに不利な結果になろうとも、自分が真実であり、妥当であると考えたことを認め、それに賛成することこそが勇気である。
– 本田宗一郎 -9124
39.
私の現在が成功というなら、私の過去はみんな失敗が土台作りをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である。
– 本田宗一郎 -9162
40.
私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。
– 本田宗一郎 -9161
41.
飛行機は飛び立つときより着地が難しい。人生も同じだよ。
– 本田宗一郎 -9128
42.
私は怒っても、その人間を憎むことはしない。偽りのない気持ちを相手にぶつけることが大切。
– 本田宗一郎 -9158
43.
人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。その代わり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。
– 本田宗一郎 -9145
44.
友情は、人間感情の中で最も洗練された、そして純粋な美しいものの一つだと思う。友情を交わす友人のいることは、その人の人生にとって非常に大きなプラスである。
– 本田宗一郎 -9123
45.
長というのは組織上の役割を示すためのものであって、決してその人物の偉さを表すものではない。
– 本田宗一郎 -9133