サルトルの名言集:39の言葉で探る実存主義と人間の自由

サルトルはどんな人物?

人物名 ジャン=ポール・サルトル
英語名 Jean-Paul Charles Aymard Sartre
生年月日 1905年6月21日
没年月日 1980年4月15日
享年 74歳
国籍 フランス
職業 哲学者、小説家、劇作家
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ジャン=ポール・サルトルは、20世紀フランスの哲学者で、実存主義の代表的な人物として知られています。

1905年にパリで生まれ、1980年に亡くなりました。
彼は、人間の自由、選択、責任に焦点を当てた実存主義哲学を提唱しました。

彼の著作「存在と無」は、実存主義の基本的なテキストとして広く読まれています。

サルトルはまた、政治活動家としても活動し、特に左翼政治に傾倒していました。
彼は人権や社会正義のために声を上げ、ベトナム戦争やアルジェリア独立戦争などの政治的問題についても積極的に発言しました。

彼はまた、劇作家や小説家としても成功を収め、その文学作品は人間関係の複雑さや人間の孤独を巧みに描いています。
戯曲「閉じられた扉」では、「地獄、それは他人だ」という有名な言葉が登場します。

サルトルは、恋人であり哲学者のシモーヌ・ド・ボーヴォワールとの関係でも知られています。
二人は共に、女性の権利やジェンダーの問題についても積極的に議論しました。

1964年にノーベル文学賞が彼に授与されることになりましたが、彼はこれを辞退。
彼は作家としての自由を守り、自分の信念に従って賞を受け取ることを拒否したのです。

サルトルの哲学は、個人の自由と責任を強調し、人々が自分自身の選択によって人生を形作ることができるという考えを広めました。

彼の遺産は今日も続いており、彼の考えや作品は新しい世代にとっても重要なものとなっています。

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サルトルの名言一覧

1.

過ぎ去る時間とは失われた時間であり、怠惰と無気力の時間であり、いくたびも誓いを立てても守らない時間であり、しばしば引越しをし、絶えず金の工面に奔走する時間である。

– サルトル -1911

2.

青春とは実に奇妙なものだ。外を見ると赤く輝いているが、内から見ても何も感じられない。

– サルトル -1893

3.

人間は状況によってつくられる。

– サルトル -1897

4.

ひとは各々の道を創り出さなくてはいけない。

– サルトル -1921

5.

批評家とは、他人の思想について思考する人間である。

– サルトル -1889

6.

敗戦とは、自分は負けてしまったと思う戦いのことである。

– サルトル -1891

7.

人間の運命は人間の手中にある。

– サルトル -1902

8.

いかなる人間でも生きながら神格化されるには値しない。

– サルトル -1926

9.

金持ちが戦争を起こし、貧乏人が死ぬ。

– サルトル -1910

10.

嘘とは私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。だから、私は生まれながら嘘を相続している。

– サルトル -1913

11.

自由とは、自由であるべく、不自由になることである。

– サルトル -1906

12.

一人ひとりの人間が究極の絶対的な自由を持っている。

– サルトル -1914

13.

一人でいるときに孤独を感じるのなら、あなたは悪い仲間と付き合っているということだ。

– サルトル -1915

14.

もっといい時代はあるかもしれないが、これは我々の時代なのだ。我々はこの革命のただなかに、この生を生きるよりほかはないのである。

– サルトル -1918

15.

人は自由であることを運命づけられている。なぜなら、いったんこの世に投げ込まれると、人は自分の行動のすべてに責任を負わなければならないからだ。

– サルトル -1903