松下幸之助の120名言・格言から学ぶ経営の神様の言葉

76.

失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因があるように思われる。最後の最後まで、あきらめてはいけないのである。

– 松下幸之助 -8101

77.

心くばりの行き届いた仕事は一朝一夕には生み出せない。やはり日ごろの訓練や躾がものをいう。

– 松下幸之助 -8094

78.

学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である。

– 松下幸之助 -8142

79.

人間の知恵というものは、しぼればいくらでも出てくるものである。もうこれでおしまい。もうこれでお手上げなどというものはない。

– 松下幸之助 -8083

80.

商売であがった利益は、法律上は個人のものであるけれど、しかし実質的には社会の共有財産である。したがってその一部は自分の良識で使うことが許されるけれども、大部分は社会から預かった金である。財産があることは、それでさらに事業をしなければならん。

– 松下幸之助 -8098

81.

人類の生命は無限。だからその未来は無限。だから、まだまだお互いに進歩しなければならないのである。

– 松下幸之助 -8079

82.

人は、あるところでは卑劣に行動しながら、別のところで高徳に振る舞うことは、できないのである。その些細な心の緩みやごまかしが、全体を蝕んでいくのである。人は騙せても自分自身は騙せない。

– 松下幸之助 -8087

83.

世の為、人の為になり、ひいては自分の為になるということをやったら、必ず成就します。

– 松下幸之助 -8078

84.

人間というものは、気分が大事です。気分がくさっていると、立派な知恵才覚を持っている人でも、それを十分に生かせません。しかし気分が非常にいいと、今まで気づかなかったことも考えつき、だんだん活動が増してきます。

– 松下幸之助 -8084

85.

どんな賢人でも、その人ひとりの知恵には限りがあって、だから自分の知恵、才覚だけで事を運べば、考えがかたくなになる。視野が狭くなる。

– 松下幸之助 -8151

86.

普通の努力では、チャンスをチャンスと見極められない。熱心の上に熱心であることが見極める眼を開く。

– 松下幸之助 -8056

87.

商売とは、感動を与えることである。

– 松下幸之助 -8097

88.

ぼくが奉公している時分に一人前になるためには、小便が赤くなるくらいにならないとあかんのや、そういうことを二、三べん経てこないことには、一人前の商売人になれんぞということを、親方から聞いた。どういうことかというと、商売で、心配で心配でたまらん、もう明日にでも自殺しようかという所まで追い込まれたら、小便が赤くなるという。そういうようなことをしてきて初めて一人前の商売人になる。だから尋ねるんやが、あなた、儲からん儲からん言うけど、小便赤くなったことあるか?

– 松下幸之助 -8149

89.

恵まれた生活も結構だし、恵まれない暮らしも結構、何事も結構という気持が大切だと思います。

– 松下幸之助 -8134

90.

人生における成功の姿は、予知できない障害を乗り越え、自分に与えられた道を着実に歩んでいくことにあらわれる。

– 松下幸之助 -8081

91.

誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。本当に正しく反省する。そうすると次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな。それで成長していくわけや、人間として。

– 松下幸之助 -8068

92.

山は西からも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。

– 松下幸之助 -8127

93.

半分は先輩から教えてもらう、半分は部下から教えてもらう。

– 松下幸之助 -8059

94.

叱るときには、本気で叱らんと部下は可哀想やで。策でもって叱ってはあかんよ。けど、いつでも、人間は偉大な存在であるという考えを根底に持っておらんとね。

– 松下幸之助 -8105

95.

何事もゆきづまれば、まず、自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである。

– 松下幸之助 -8143

96.

人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることではない。けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、それこそ恥ずべきことである。

– 松下幸之助 -8092

97.

企業は存在することが社会にとって有益なのかどうかを世間大衆から問われていますが、それに答えるものが経営理念です。つまり、経営者は他から問われると問われざるとにかかわらず、この会社は何のために存在しているのかそしてこの会社をどういう方向に進め、どのような姿にしていくのかという企業のあり方について、みずからに問い、みずから答えるものを持たなくてはならない。言い換えれば、確固たる経営理念を持たなくてはならないということです。

– 松下幸之助 -8139

98.

百人までは命令で動くかもしれないが、千人になれば頼みます、一万人にもなれば、拝まなければ人は動かない。

– 松下幸之助 -8057

99.

悩んでも悩まない、そういうように感じることができれば、人生は決して心配することはない。

– 松下幸之助 -8061

100.

商売や生産はその商店や製作所を繁栄させることにあらず、その働き、活動によって社会を富ましめるところにその目的がある。

– 松下幸之助 -8096

101.

冷静ほど、大事なことはないのである。

– 松下幸之助 -8047

102.

自分は自分である。何億の人間がいても自分は自分である。そこに自分の自信があり、誇りがある。

– 松下幸之助 -8108

103.

素直な心とは、何物にもとらわれることなく物事の真実を見る心。だから素直な心になれば、物事の実相に従って、何が正しいか、何をなすべきかということを、正しく把握できるようになる。つまり素直な心は、人を強く正しく聡明にしてくれるのである。

– 松下幸之助 -8071

104.

小利口に儲けることを考えたらあきません。世の中にぼろいことはないから、結局流した汗水の量に比例して、成功するわけですわ。汗もかかずして、成功するということもたまにはありますけど、それはきわめて僥倖な人で、普通はない。

– 松下幸之助 -8095

105.

なすべきことをなす勇気と、人の声に私心なく耳を傾ける謙虚さがあれば、知恵はこんこんと湧き出てくるものです。

– 松下幸之助 -8150